夏の終わり
誰そ彼。薄暗く、しかし明るく、不思議な時間。終わりの近い夏に気づいてしまい、無性に悲しくなる不思議な時間。
鳴き始めたヒグラシが、私を現実の世界へと呼び戻す。間も無く訪れる宵闇には、虫の音もまじるようになっているに違いない。
まだまだ、夏はこれからだと思っていたのに、いつもいつも秋は気付かぬ内にすぐそこまでやって来ている。
特にどこをモデルにしたというわけではありませんが、強いて言えば身延線や飯田線あたりでしょうか。車両はGMの80系電車。急行「富士川」と書いてあるから身延線のどこかとしておきましょう。時代は多分1966〜72年のいつか、身延線に急行富士川が運転されていた頃。
珍しく写真には手を加えていません。ちょっと架線がゆがんでいるのが気にかかりますが、他は問題なしかと。
自信作なのですが2007年春、就職に伴う引越しの際、中学以来の友人に渡しました。