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一瞬の轟音

トンネルとトンネルに挟まれた小さなアーチ橋。相当な急坂だ。 突然、クリーム色と朱色に塗られた気動車が現れた。警笛一声、ゆっくりと急坂を登っていく。7両ばかりの編成の後ろでは、二両の茶色い大きな機関車が轟音をたてながら後押しをしていた。