おしらせ(20年8月22日)

ジオラマ関係の最終更新:平成20年8月23日

http://d.hatena.ne.jp/KLEINERTERMINAL/20080810を追加


余力があれば、またHP形式に戻そうと思います。余力があれば……o..............rz
ジオラマは基本的に夏(暑中見舞いor残暑見舞い)と冬(年賀状&寒中見舞い)に作るので、この2回の更新がメインになりますが、それ以外に更新する事もあります。季節感とか、郷愁とか、旅愁とか、そういったものを出したいな〜と。


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記事自体は、ジオラマの設定年を基準に並べてありますので、御注意ください。
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異世界への入り口

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 夜になってもやわらぐ事の無い熱気、その湿気と煙にヘッドライトが滲む。這い回るパイプ、聳え立つタンクとエントツ、ところどころを水銀灯の灯りが照らすここはまるでSFの世界。
 奇妙に人気が無く無機的な景色は自分が小人になってしまったよう。そんな中を機関車がタンク貨車を引っ張って現れてどこかへと消えて行く。
 あの列車は何処から来たのだろう?荷物を積んで何処へ行くのだろう?追いかけてみたい。でも、追いかけたらきっとどこかで見失うのだ。そうしたらきっと戻ってくる事は出来ない。そして誰に会う事も無く永遠に彷徨わねばならない。そんな不気味さすら漂わせる幻想的な工場の夜。

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夏よ、来い

http://members.at.infoseek.co.jp/D_O_Reraise/photo/29.jpg

 空けきらぬ梅雨。少しじめっとした空気。しかし、ひんやりとした空気。
 朝霧をまといながら、タタンタタンと軽快に汽車がやってくる。山肌に沿ってやってくる。

 もう間も無く来るであろう、短い夏を楽しみにしているかのように。朝霧がくれば、梅雨空の去る日も近い。その白い車体に陽光を目一杯浴びて、町から田園へ、田園から山へ、トンネルを超えて、鉄橋を渡り、夏を精一杯走ろう。

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花列車

http://members.at.infoseek.co.jp/D_O_Reraise/photo/11.jpg

南房総の日当たりの良い斜面。下に見えるは菜の花畑。心地よい風とうららかな日差し、菜の花の香りに包まれてボンヤリとしていると、一陣の風が吹き抜けた。


……あ、電車だ……

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冬本番

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 寒い夜、静かな夜。縁の下の力持ちは人知れず働く。


 雪の季節となり、夏の間を庫の中でひっそりと過ごしていたラッセル車は眠りを覚ます。
大地が白い衣を纏った夜。4つのライトを輝かせ、雪まみれになったラッセル車が静かな轟音を立てて、ゆっくりと道を作っていく。

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ラムネ色の夏

http://members.at.infoseek.co.jp/D_O_Reraise/photo/09.jpg

 高原の乾いた風に吹かれ、朝露の色を楽しみながら歩いていると、小さな踏切にでた。横を見ると一直線のレール。その鉄の棒が、かすかな振動を伝えてくる。
 しばらくすると、坂の向うから2つのライトが見えてきた。線路脇には向日葵。夏は足早に過ぎ去ろうとしている。

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静かな足音

http://members.at.infoseek.co.jp/D_O_Reraise/photo/17.jpg

 つい今しがた降り始めた雪が、あっという間に大地を白く塗り替えていく。
 音も無く大地を白く被い、馬の背にも積もらんと静かに降り続く雪は長く厳しい冬の始まり。モノクロとなりつつある世界を有彩色の列車が行く。

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