一瞬の轟音

http://members.at.infoseek.co.jp/D_O_Reraise/photo/03.jpg

 トンネルとトンネルに挟まれた小さなアーチ橋。相当な急坂だ。
 突然、クリーム色と朱色に塗られた気動車が現れた。警笛一声、ゆっくりと急坂を登っていく。7両ばかりの編成の後ろでは、二両の茶色い大きな機関車が轟音をたてながら後押しをしていた。

 モデルとしたのは97年10月に廃止となった信越本線横川・軽井沢間の碓氷峠越え。時代設定は1963年。車両はキハ57とEF63。急行「志賀」を想定。
確かジオラマを作り始めて三作目の作品。とある雑誌に掲載されていた物を真似たもの。初期の作品にしてはかなりうまく出来、特に不満な点はありません。
ちなみに、Photoshopで背景に手を加え、流し撮りのような効果を付けてあります。


 しかし、もう2007年。廃止からはや10年です。碓氷は遠くなりにけり。すっかり昔語りになってしまいました。