空けきらぬ梅雨。少しじめっとした空気。しかし、ひんやりとした空気。 朝霧をまといながら、タタンタタンと軽快に汽車がやってくる。山肌に沿ってやってくる。 もう間も無く来るであろう、短い夏を楽しみにしているかのように。朝霧がくれば、梅雨空の去る…
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